行進曲調の歌は、学生運動のさなか、当時の生徒たちに「歌詞が体制的すぎる」と批判され、歌わなくなった旧校歌だ。その後つくられた新校歌と一緒に、本番で披露する予定だという。
「歌詞は前時代的だけど、リズムは良いし、やっぱり元気が出るね」と、練習の合間に卒業生が言った。
希望ケ丘高校の同窓会「桜蔭会」は本番に向けて、9月初めから練習を重ねてきた。80歳を超える卒業生を含む、約100人が出演する。自慢は、有志の在校生と一緒に舞台に立つことだ。
OB の 塙武晃 (はなわ たけあき) さん(66)は、電車などで高校生を見るたびに「全く今時の若いのはパッパラパーだな」と思っていた。
それが、一緒に練習を重ね、会話するうちに意識が変わってきた。「みんな意外としっかりしているんだ。交流して初めてわかったことだよ。若返るね」
練習に来ていた在校生の掛橋采さん(15) は「先輩方と歌うのは緊張するけど、楽しみです」と笑顔で話した。
青春かながわ校歌祭は、郷土愛や教育者の情熱が込められた校歌を歌い継ぎたいと、同窓会の有志が集まって、昨年始まった。実行委員長の黒沢邦夫さん(69)は「校歌を通じて、時代を超えた新たな交流が生まれる。校歌祭はこれからも続けたい」と話す。 |