追悼のことば
1 月21日12時56分。
一つの命が消えた。 加藤博一。56才。あまりにも短い生涯だった。
君は満天の星の一つになった。
その星はキラキラと輝き、君を愛する人達へいつもと変わらぬ笑顔を永久に贈りつづけるだろう。 君は西の国で、明るさと一緒に誕生した心優しい士だった。
佐賀から福岡へ。
野球少年からプロ野球選手へ。
汗を流しエネルギーを燃焼させ夢を手許へ引き寄せた。
しかし君は努力する姿を決して人に見せることはなかった。 大阪へ移り野球人としての存在感を高めた。
横浜ではスーパーカートリオの一員としてスタンドを沸かせた。
「ヒロカズ」コールは夜空に「こだま」し、全国のファンを熱狂させた。
21年にわたる現役にピリオドを打ち人気キャスターとして天性のタレント性を開花させた。
君の哲学は「決して人に不快感を与えない」だった。
この信念は 終生貫ぬかれた。
肺ガンを発病してからの2年間は見えぬ病魔との壮絶な戦いだった。
君はいつの日かユニホームを着、フィールドに立ち、ありったけの情熱を若き精鋭に 傾ける。
夢を 叶える為戦った。
愛する妻、晴代さんに支えられ厳しい冬を乗り越えた。
瓜二つの長男、 剛志君に励まされ、桜の春を乗り越えた。
目のなかに入れても痛くない次男、眞一君と言葉を交し、あの暑い夏を乗り越えた。
葉山の丘が紅く染まる秋、君を愛する人々との絆によって乗り越えた。
私達は復活を信じた。
君は今、 忽然と私達の前から姿を消した。
あの笑顔も、あの声も、もう見ることも聞くこともできない。
辛い、悲しい、 淋しい、 口惜しい。
無念の情は尽きることがない。
君は安らかな眠りについた。
君のことは決して忘れない。
君は永遠にすべての人々の心のなかに生きつづけるのです。
最後のことばとなりました。
さようなら
加藤博一
さようなら
ファン代表 牧島功 |